メニュー表をおしゃれに無料で作る売上アップ実例付き完全ガイド解説

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「メニュー表 おしゃれ 無料」と検索して、テンプレを開いては閉じるだけで半日消えていないか。実はその間にも、店の世界観は伝わらず、売れるはずのメニューが埋もれ続けている。問題は「センス」より前に、サイズも配置ルールも決まっていないまま、ひたすらテンプレを漁っている構造にある。

このページは、無料テンプレをひたすら並べるカタログではない。カフェ、居酒屋、サロンなど、現場で実際に使われているメニュー表の失敗例と改善パターンを起点に、「どのツールで」「どのレイアウトで」「どこに何を置くか」を最短距離で決めるための実務マニュアルだ。読み終えた時点で、今日中に印刷まで持っていける「おしゃれで読める」メニュー表のたたき台が手元に残ることをゴールにしている。

前半では、まず迷いの元を断つ。サイズと置き場所を先に決め、おしゃれより先に守るべき読みやすさの条件を整理したうえで、Canva、DesignAC、Wordテンプレを「現場感」で切り分ける。どの業態ならどの無料テンプレが速いか、どこから先はかえって時間を溶かすのかを、実際のカフェや居酒屋、会社イベントのケースで示す。

中盤では、「おしゃれなのに売れない」メニュー表の共通点を分解する。写真を増やすほど迷わせる理由、価格を右に一直線に並べることで値段だけで選ばれてしまう事情、高粗利メニューがどこで埋もれているかを具体的な配置ルールで解体する。さらに、元データ紛失、商用NG素材、暗い店内で読めない黒背景など、無料制作あるあるの地雷と回避策もまとめておく。

後半では、実際にLINEやメールで飛んでくる相談を模した「どこから直すか」の手順、印刷してから後悔しない紙・ラミネート・コンビニ印刷の選び方、業態別の構成テンプレ、そして「実は古い」メニュー表の常識を更新する。最後に、次回のメニュー改定が格段にラクになる保存とバックアップの型まで用意した。

この流れを押さえれば、「無料だから仕方ない」レベルではなく、プロが作ったメニューにかなり近いところまで一気に引き上げられる。どの章から読めば自分の店に一番効くのか、まずは全体のロードマップを確認してほしい。

セクション 読者が手にする具体的な武器(実利) 解決される本質的な課題
構成の前半(迷子防止とツール選定、レイアウトの土台) 今日中に形にできるサイズ選び、レイアウト3条件、業態別の無料テンプレとツールの使い分け テンプレ探しとツール選びで時間と気力を消耗し、「結局ダサいまま」になる悪循環
構成の後半(配置ルール、トラブル回避、業態別設計、チェックリスト) 客単価アップにつながる配置設計、制作トラブルの事前回避、業態別の完成イメージと保存ノウハウ 見た目だけおしゃれで売れない、印刷後に発覚するミス、次のメニュー改定のたびに毎回やり直しになる非効率
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  1. 「メニュー表 おしゃれ 無料」で検索しても迷子になる理由と、最短で“形にする”裏ワザ
    1. 「無料テンプレを漁るだけで半日消える」あるカフェオーナーのタイムロス
    2. まず決めるべきはツールではなく「サイズ」と「置き場所」
    3. おしゃれより先に押さえるべき“読めるレイアウト”の3条件
  2. 無料テンプレはどれを選ぶ?Canva・DesignAC・Wordを「現場感」で切り分ける
    1. カフェ・サロン向き:写真映え重視ならCanva、悩み出すラインはどこか
    2. 居酒屋・定食屋向き:DesignACの「日本語前提デザイン」が効く場面
    3. 会社や学校イベント向き:Wordテンプレで十分なケースと、逆に危ないパターン
  3. 「おしゃれなのに売れないメニュー表」の共通点と、プロがやめさせる配置ルール
    1. 写真を増やすほど迷わせる?“フードコート化”するメニューの罠
    2. 価格を右に一直線に並べると「値段だけで選ばれる」事情
    3. 高粗利メニューが埋もれるレイアウトと、その立て直し方
  4. 現場で実際に起きたトラブル集:無料メニュー表づくりの“地雷”と回避策
    1. 元データ紛失で全作り直し:PDFしか残っていないケースのリアル
    2. 商用NG素材を使ってしまう「無料だから大丈夫」思い込みリスク
    3. 黒背景×細い文字で読めないメニューになった暗め照明のバー
  5. LINE/メールでよく飛んでくる相談を再現:「そのメニュー表、どこから直す?」
    1. 相談者:「Canvaで作ったのにダサいです」―添付画像からわかる崩れポイント
    2. 返信例:まず削る・揃える・大きくするだけで“それなり感”が出る手順
    3. 「フォントをいじる前にやることありますか?」への現場回答
  6. 印刷してから後悔しないために:紙・ラミネート・コンビニ印刷のリアル事情
    1. A4一枚・二つ折り・冊子…実店舗で使われる形と、それぞれの落とし穴
    2. ラミネートをケチった結果、3ヶ月後に起きること
    3. コンビニ印刷で「端が切れた」「色がくすんだ」よくある原因
  7. カフェ・居酒屋・サロン別「おしゃれで売れる」無料メニュー表の組み立て方
    1. カフェ:ドリンクメニューを“写真1〜2枚+ストーリー”で魅せる構成
    2. 居酒屋:ザ・定番と本日のおすすめを同じページに置かない理由
    3. 美容サロン:料金表を高見えさせる「段組み」と「余白」の使い方
  8. 「実は古い」メニュー表の常識を疑う:プロが現場で覆しているセオリー
    1. 写真を全面に敷けばおしゃれ…は一部チェーン店だけの話
    2. 黒板風・クラフト紙風デザインが似合わない業態の共通点
    3. 値上げ時こそメニューを作り直すべき、という逆説
  9. 無料でも“プロの仕事に近づく”ためのチェックリストと、やらない方がいいこだわり
    1. 印刷前に見るべきは「誤字」より先に「視線の流れ」
    2. こだわればこだわるほど読みにくくなるパーツベスト5
    3. 次回のメニュー改定がラクになる「保存・バックアップ」のおすすめ形
  10. 執筆者紹介

「メニュー表 おしゃれ 無料」で検索しても迷子になる理由と、最短で“形にする”裏ワザ

「メニュー表 おしゃれ 無料」で検索すると、テンプレとツールが山ほど出てきます。
なのに開店前夜になっても紙が1枚も刷れていないオーナーが、現場では驚くほど多いです。

共通する原因はシンプルです。

  • ツール探しから入ってしまう

  • サイズと置き場所を決めないままデザインを始める

  • おしゃれを優先して「読めるかどうか」を後回しにする

ここを逆順にすると、一気にラクになります。
先に「どこに置くどんなメニューか」を決め、その条件に合う無料テンプレを数点に絞る。
この順番だけで、作業時間は体感で半分になります。

「無料テンプレを漁るだけで半日消える」あるカフェオーナーのタイムロス

開業半年のカフェオーナーが、休憩時間にスマホでテンプレ探しを始めて気付いたら閉店時間、という話は珍しくありません。

よくあるタイムロスの流れは次のとおりです。

  1. 「カフェ メニュー おしゃれ 無料」で検索
  2. Canva・DesignAC・Pinterestを行き来
  3. テンプレを保存だけして編集に入らない
  4. 夜になっても「どれで作るか」さえ決まっていない

ここで一度、検索を止めてほしいポイントが1つあります。
「用途別に、3パターンまでしか候補を持たない」と決めることです。

用途別の絞り方イメージはこうなります。

用途 必要な情報量 候補テンプレ数の目安
ドリンク単独メニュー 品名+価格のみ中心 1〜2種類
フード全体メニュー 写真・説明文も載せたい 2〜3種類
期間限定メニュー 目玉商品だけ強調 1種類

「まず3つ選ぶ→その中から1つ決める」と段階を分けると、テンプレ探しが作業として終わります。
逆に言うと、10個も20個もタブを開き始めた時点で、かなり危険信号です。

まず決めるべきはツールではなく「サイズ」と「置き場所」

プロはツール選びより前に、必ずこの2つを決めます。

  • どのサイズで印刷するか

  • どこに、どんな置き方をするか

この2つが決まると、使っていいテンプレとダメなテンプレが一気にふるい落とせます。

サイズ よくある置き場所 向いている使い方
A4片面 テーブルに1枚ずつ ドリンクやランチの簡易メニュー
A4二つ折り レジ横・スタンドに立てる グランドメニュー全体
B5ラミネート カウンター上・壁掛け 日替わり・本日のおすすめ

例えば、狭いカフェで二人席が多いのにA3二つ折りを作ると、物理的に広げにくく、視線も動きすぎて読まれません。
逆に、メニュー数が多い居酒屋でA4片面に全部押し込もうとすると、字体が極端に小さくなり高齢の客層を完全に取りこぼします。

「客席で広げてみた時に、肘が当たらないか」「店内照明で反射しないか」を、紙を切って仮の台紙で確認してからテンプレ選びに入ると、完成度が一段上がります。

おしゃれより先に押さえるべき“読めるレイアウト”の3条件

売上の出るメニュー表は、例外なく読めることを最優先にしています。
現場で必ずチェックするのは、この3点です。

  1. 視線の始点に「売りたい物」があるか
    人の目は左上から流れます。ここに高粗利メニューやセットを置けていないケースが非常に多いです。

  2. 1ページあたりの品数を絞れているか
    A4片面で20〜25品を超えると、多くの客が「読むのを途中でやめる」とアンケートに答えています。
    出したい物を全部並べるのではなく、「迷わず選べる数」に減らす発想が必要です。

  3. フォントサイズと行間が“年配客”基準になっているか
    おしゃれな手書き風フォントを本文に使うと、40代以降が一気に読みづらくなります。
    見出しだけ遊びのあるフォント、本体は読みやすいゴシック体で、最低10〜11ポイント以上を目安にするとトラブルが減ります。

この3条件を満たした上で、色や写真で世界観を足していく。
順番を入れ替えないことが、「無料でもプロ寄りの仕上がり」に近づく最短ルートです。

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無料テンプレはどれを選ぶ?Canva・DesignAC・Wordを「現場感」で切り分ける

メニュー表づくりで迷子になる最大の理由は、「ツールの特色」と「自分の業態」が結びついていないからです。先にツールを決め打ちすると、カフェなのに事務っぽいレイアウトになったり、居酒屋なのに海外テイストで浮いたりする。現場で見ていると、このミスマッチが客単価にもろに響きます。

ツールごとのリアルな向き不向きを、まず俯瞰しておきます。

ツール 向いている業態・シーン 強み 詰みやすいポイント
Canva カフェ・ネイルサロン・スイーツ・ワインバー 写真前提のデザインテンプレートが豊富。ドリンクメニューやスイーツの世界観を出しやすい 余白や文字サイズをいじりすぎて「見づらいインスタ風」になりやすい
DesignAC 居酒屋・定食屋・和食・弁当・テイクアウトチラシ 日本語フォント・和風・片面/両面の印刷データに強い。mm単位でA4/B5サイズを意識しやすい 写真を盛りすぎると“フライヤー化”して肝心のメニュー情報が埋もれる
Wordテンプレ 会社・学校・PTAのイベント・社内用メニュー すでに登録済みのOffice環境だけで完結。印刷やPDF出力も慣れた操作で済む デザイン性が弱く、飲食店の「おしゃれ感」「高級感」を出しにくい

カフェ・サロン向き:写真映え重視ならCanva、悩み出すラインはどこか

カフェやネイルサロン、エステサロンのオーナーが「メニュー表 おしゃれ 無料」で検索して行き着きやすいのがCanvaです。ドリンクメニュー、スイーツ、ケーキの写真をポンポン置いてもそれなりに見えるデザインテンプレートが並ぶので、最初の1枚は気持ちよく作成できます。

ただ、現場でよく見る失敗ラインが1つあります。

  • 写真を4〜6枚も詰め込む

  • 文字サイズが写真に負けて小さくなる

  • カラー背景+白文字+手書き風フォントでコントラスト不足

この3点がそろうと、「インスタのコラージュ画像をそのまま印刷しただけ」の白紙感ゼロのごちゃっとしたメニューに変わります。高齢のお客さまが多い喫茶や、美容サロンで落ち着いた雰囲気を出したい場合は、写真は1〜2枚、本文は太めのゴシック体、背景は白かごく薄い色に制限するだけで、かなり“本格店”寄りになります。

Canvaを選ぶ目安は「世界観を伝える1〜2枚の写真がすでにあるかどうか」です。写真素材が弱い状態でCanvaに行くと、イラストや装飾でごまかそうとして、かえって安っぽさが出ます。

居酒屋・定食屋向き:DesignACの「日本語前提デザイン」が効く場面

居酒屋、定食屋、和食、弁当、テイクアウト中心の店舗なら、DesignACのメニューテンプレートがかなり現場寄りです。A4片面でランチ、A4両面でグランドメニュー、B5でドリンクメニューなど、日本の飲食店が実際に使うサイズがmm単位で設計されているので、そのまま印刷データとして出せる解像度・余白になっています。

特に効くのは、次のようなケースです。

  • 和風の居酒屋で、茶色や黄色ベースの背景+和風フォントを使いたい

  • テイクアウトメニューをフライヤーやチラシとしてポスティングもしたい

  • 料理写真は1〜2点だけで、文字情報(料理名・価格・電話番号・地図・QRコード)をきちんと整理したい

DesignACは「日本語縦書き」「手書き風フォント」「ネイルサロン用」「喫茶店用」と業態別テンプレートが用意されているので、飲食店やネイルサロンのオーナーがゼロからレイアウトを組む必要がありません。その一方で、写真を4〜5枚追加して背景色も変え出すと、一気に印刷データのバランスが崩れます。

居酒屋や定食屋での使い方としては、写真は名物1点+店内イメージ1点に絞り、「一品・ドリンク・〆」の3ブロックをシンプルに段組みするのが、注文導線の面でも安全です。

会社や学校イベント向き:Wordテンプレで十分なケースと、逆に危ないパターン

企業の懇親会、学校の文化祭、PTAのバザー、セミナー会場の軽食メニュー。このあたりは、Wordのメニューテンプレートで十分なことが多いです。すでに会社や学校のPCにWordが入っており、印刷サービスもオフィスプリンタで完結するため、新しいサービスへの登録・利用規約の確認・権限申請といった手間をゼロにできるのが最大のメリットです。

Wordが向いているのは次のような条件です。

  • 写真は使わず、文字ベースで「メニュー名+価格+アレルギー表示」程度で足りる

  • 社内や学校内だけで配布する利用範囲にとどまる

  • デザインよりもスピード重視で、明日までに印刷したい

逆に危ないのは、「会社が運営する本格レストランのメニュー」や「有料セミナーのパンフレットを兼ねたフードメニュー」をWordで済ませようとするパターンです。フォントや余白の制御が難しく、どうしても“社内文書感”“業者に頼んでいない感”がにじむので、客単価を上げたい飲食店には不向きです。

店舗ビジネスで外部のお客さまに見せる前提なら、Wordは「一時しのぎの仮メニュー」まで。正式なメニュー表は、CanvaかDesignACのメニューテンプレートで印刷データを作成し、コンビニ印刷かネット印刷サービスで仕上げた方が、結果的に財布に残るお金が増えやすいというのが、現場でよく聞く実感です。

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「おしゃれなのに売れないメニュー表」の共通点と、プロがやめさせる配置ルール

「デザインは褒められるのに、客単価がまったく上がらない」。メニュー表でよく起きるのは、“おしゃれ優先で、注文導線が壊れている状態”です。飲食店やカフェ、サロンの現場で何十枚もメニューを見直してきた立場から、やめさせる配置ルールだけを絞って整理します。

写真を増やすほど迷わせる?“フードコート化”するメニューの罠

無料テンプレートを使い始めたオーナーが最初にやりがちなのが「空いているスペースに写真を全部乗せ」。結果、フードコートの詰め込みポスターのようになり、視線が散って主力商品が埋もれます。

ポイントは、1ページあたりの写真点数を絞ることです。

  • ドリンクメニューやスイーツ: 写真は1〜2枚

  • 名物料理・看板メニュー: 各カテゴリで1枚だけ「象徴カット」

写真は「全部の料理の証拠」ではなく、「世界観と価格帯を伝える広告塔」と考えると、デザインが一気に整理されます。

NGパターン 問題点 プロが指示する修正
全メニューに小さい写真 情報量過多で読めない 写真はカテゴリの代表1〜2点に絞る
背景に大きい料理写真を敷く 文字が読みにくい 背景は無地〜薄いテクスチャに変更
解像度の低い画像を拡大 安っぽく見える 300dpi程度の印刷データを用意

価格を右に一直線に並べると「値段だけで選ばれる」事情

Wordやフライヤー用テンプレでありがちなのが、商品名を左、価格を右にきれいに整列させるレイアウト。見た目は揃っていても、視線は一直線に「金額の列」へ走ります。結果、一番安いメニューばかり選ばれる状態になりがちです。

対策は「価格だけの列を作らないこと」。

  • コメントを添えて、視線を“体験”に引き戻す

    例: 「780円」だけでなく「780円しっかりボリュームの人気No.1」

  • セットメニューや高粗利メニューは、価格を枠で囲ってブロック化する

  • ドリンクメニューは、同じ価格帯をグループ化し「ALL 600円」のようにまとめる

価格を揃えるのではなく、選び方を揃えるデザインに切り替えると、「値段だけで選ばれる店」から抜け出せます。

高粗利メニューが埋もれるレイアウトと、その立て直し方

居酒屋やネイルサロンの料金表でよく見るのが、利益の高いメニューがその他大勢に紛れ込んでいる状態です。原価率の高い料理と、高粗利のドリンクが同じ文字サイズ・同じ並びでは、財布に残るお金は増えません。

まずやるべきは、“財布に優しいメニュー”を優先配置することです。

  • 左上か上部中央に「おすすめ」「人気No.1」「初回限定」ブロックを置く

  • 高粗利メニューだけ、文字サイズを1〜2pt大きく、余白も広く取る

  • サロンなら「セットコース」「回数券」を独立した段組みで目立たせる

項目 埋もれるレイアウト 売上に直結するレイアウト
高粗利メニュー 他と同じ行にテキストだけで記載 左上に枠付きボックス、写真1枚と一緒に配置
セット・コース 単品と同じ並びで羅列 別カラムにまとめ「迷ったらこれ」と見出しを付ける
目線の動き 上から下へダラダラ読み 左上→中央→右下へ段階的に“誘導”

「おしゃれなテンプレートを無料でダウンロードしたのに、なぜか売上が変わらない」場合、配色やフォントの前に配置ルールが“お金の流れ”を邪魔していることが多いです。写真の数、価格の見せ方、高粗利商品の位置。この3点を見直すだけでも、メニュー表は「眺める紙」から「注文を動かすツール」に変わります。

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現場で実際に起きたトラブル集:無料メニュー表づくりの“地雷”と回避策

「無料テンプレでサクッと作成したつもりが、最後の最後で血の気が引く」
メニュー表の相談で多いのは、デザインセンスよりも運用ミスとリスク管理不足です。飲食店・カフェ・サロンから実際に上がるトラブルを3パターンに絞って整理します。

元データ紛失で全作り直し:PDFしか残っていないケースのリアル

よくあるパターンが「印刷データ(PDF)しか残っていない」というケース。
季節メニューの価格改定やテイクアウト用チラシを直そうとした瞬間、編集できずゼロから再作成になり、オープン直前の店長が真っ青になる状況は珍しくありません。

よくある原因はこの3つです。

  • メニューテンプレートを編集したツールをメモしていない

  • JPGやPDFだけを保存し、編集データを削除

  • PC入れ替え時にクラウド移行せず、白紙の状態からやり直し

回避するなら、印刷前に「保存ルール」を決めておくことが必須です。

保存のおすすめルール例

種別 ファイル形式 保存場所 ポイント
編集用 Canva/DesignAC/Word元データ クラウド+USB 店舗PC故障に備える
印刷用 PDF(300dpi程度) クラウド コンビニ印刷・入稿用
管理メモ メニュー改定日とツール名 スプレッドシート 「どのサービスで作ったか」を残す

これだけでも「元データ紛失で徹夜」がほぼ防げます。

商用NG素材を使ってしまう「無料だから大丈夫」思い込みリスク

もう一つ深刻なのが、利用規約を読まずに“無料素材”を商用利用してしまう問題です。

ありがちな誤解は次の通りです。

  • 「無料ダウンロードOK=飲食店のメニューやチラシで自由に使える」と思い込む

  • 個人利用のみ可のイラストを、店舗のフライヤーやドリンクメニューに使用

  • クレジット表記必須のテンプレートを、無記載で印刷して配布

特に海外サイトのメニューテンプレートや写真は、商用利用NG/要クレジットが多いのに、日本語での説明がなく見落とされがちです。

チェックするポイントを事前に決めておくと安全です。

素材利用前のチェック項目

  • 利用規約に「商用利用可」と明記されているか

  • クレジット表記(サイト名やデザイナー名)の義務があるか

  • 再配布・テンプレ再販売が禁止されていないか

  • フォントのライセンスが印刷・店舗利用に対応しているか

不安なら、CanvaやDesignACのように「商用OK」を前提にしたサービス+日本語利用規約の組み合わせを選ぶとトラブルが激減します。

黒背景×細い文字で読めないメニューになった暗め照明のバー

「画面で見ると本格的でおしゃれなのに、店内に置いたら読めない」
バーやワインバーで頻発するのが、黒背景に細い文字・赤や金の文字色を載せるデザインです。

暗めの照明+光沢紙+黒背景が重なると、現場ではこうなります。

  • 照明が反射し、表面がテカって文字が飛ぶ

  • 40〜50代のゲストが「読みにくいからおすすめだけ教えて」と注文を丸投げ

  • メニューを読まずに価格が分からないまま注文し、会計時に不信感が残る

バーやレストランで視認性を確保するなら、デザインより先に「照明下での可読性」をテストすることが重要です。

暗め店舗でのデザイン・印刷チェックポイント

  • 黒ベタ全面ではなく、濃い茶色やグレー+十分な行間を確保

  • 文字は細字ではなく中太〜太めのゴシック系を選択

  • A4片面をラミネートする前に、実際のテーブルで1枚試し刷りして確認

  • ドリンクメニューだけでも、価格周りは白地+黒文字にして視認性を担保

おしゃれなメニュー表は「画面上の見た目」ではなく、実際にお客が手に取って読む時のストレスの少なさで判断する方が、結果的に注文単価もクレーム回避も両方取りやすくなります。

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LINE/メールでよく飛んでくる相談を再現:「そのメニュー表、どこから直す?」

「Canvaでメニュー表を作ったんですが、なんかダサいです…」
カフェや居酒屋、ネイルサロンのオーナーから、こんなLINEが深夜に飛んでくることがよくあります。添付されているPNGかPDFを開くと、料理もドリンクメニューも悪くないのに、“惜しい崩れ方”をしているパターンがほぼ共通しています。

相談者:「Canvaで作ったのにダサいです」―添付画像からわかる崩れポイント

現場でよく見る「無料テンプレを使ったのにダサく見える」メニュー表には、次の崩れポイントが重なっています。

  • 写真を詰め込みすぎて、テイクアウトのチラシみたいに見える

  • 文字サイズの差が小さくて、見出しと説明文の区別がつかない

  • 価格だけ右端にきれいに並び、値段表にしか見えない

  • 余白がバラバラで、「白紙スペース=ムダ」と思って全部埋めている

  • フォントが3種類以上混在(手書き風+明朝+ゴシック+英字)

一例として、個人経営カフェのA4片面メニューデザインをチェックすると、こんな評価になります。

項目 状態 崩れポイント
写真 ドリンク10点を均等配置 視線が泳ぎ、どれも「推し」に見えない
文字 すべて10pt前後 高齢客には読めない・店の特色が埋もれる
価格 右にきれいに縦一列 安い順に目がいき、単価が上がりにくい
配色 茶色+黄色+ピンクを多用 「おしゃれ」よりもチラシ感が強い

この段階で、テンプレートやデザイナーのせいではなく、「情報の整理」と「優先順位」が崩れていることがほとんどです。

返信例:まず削る・揃える・大きくするだけで“それなり感”が出る手順

実際の返信では、難しいデザイン理論は一旦置いて、次の3ステップだけを送ります。ここをやるだけで、「無料で作ったのに本格的」にかなり近づきます。

  1. 削る:1ページあたりの商品を“半分”に減らす
  • よく出る商品・出したい商品だけに絞る

  • 迷うなら、「売上の上位3〜5品+高粗利メニュー+定番」の優先順位で

  • 写真は業態問わず、1〜3点に抑えるのが安全

  1. 揃える:文字の位置・行間・桁を徹底的にそろえる
  • 商品名の行頭位置をそろえる

  • 価格は「右端一直線」はやめて、商品名のすぐ右か下に置く

  • ドリンクメニューだけでもいいので、税込表記・円マークの位置を統一

  1. 大きくする:見出しと価格のサイズ差をはっきりつける
  • カテゴリ見出し(例:COFFEE / FOOD)は本文の1.5〜2倍

  • 価格は「迷わず読める」サイズに(高齢客が多い居酒屋なら12〜14pt目安)

  • 解説文は小さくしても、推したい商品名と価格だけは遠くから読める大きさに

よくあるカフェのA4メニュー改善前後は、ざっくりこんな感じになります。

項目 Before After
商品点数 20品 10品(人気+推しに絞る)
写真 10枚 2枚(看板商品+季節のスイーツ)
フォント数 4種類 2種類(見出し用+本文用)
視線の流れ バラバラ 左上:カテゴリ→中央:写真→右下:価格

実務の肌感として、このレベルの整理でも「おすすめがわかりやすくなった」「注文までの時間が短くなった」という声が勉強会で複数出ています。数字は店ごとに違いますが、「削って・揃えて・大きくする」だけで“メニューフライヤー”から“ちゃんとしたメニュー表”へ格上げされるのは共通です。

「フォントをいじる前にやることありますか?」への現場回答

デザインツールに慣れていない方ほど、真っ先に「おしゃれなフォントに変えたい」と言います。現場での答えはいつも同じです。

「フォントは最後の“味付け”。先に“料理(中身)”と“盛り付け(レイアウト)”を整えてください。」

優先順位はこの順番です。

  1. メニュー構成

    • 飲食店なら「カテゴリごと(フード/ドリンク/スイーツ)」
    • サロンなら「コースごと(基本/オプション/セット)」にグルーピング
  2. レイアウトとサイズ

    • A4片面か両面か、テーブルに置くのか壁に貼るのかを先に決める
    • テーブル用なら手元で読みやすい文字サイズ、壁貼りなら見出しをさらに大きく
  3. 写真の有無と点数

    • 「本当に写真が必要な商品」にだけ使う(看板商品・高単価メニュー)
    • 解像度不足(dpiが低いザラザラ画像)は、潔くイラストか文字だけに切り替える
  4. ここまで決まってから、やっとフォントを選ぶ

    • 本文は読みやすいゴシック系1種類
    • 見出しだけ手書き風や英字を足して「雰囲気」を出す

フォントだけをおしゃれにしても、情報の整理とサイズが崩れていると、「高級そうなフォントを使った安っぽいメニュー」になります。
逆に、無料テンプレート+標準フォントでも、削って・揃えて・大きくするを徹底すれば、「プロに依頼した?」と聞かれるレベルまでは十分狙えます。

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印刷してから後悔しないために:紙・ラミネート・コンビニ印刷のリアル事情

「デザインはいい感じなのに、印刷した瞬間に一気に安っぽく見える」。現場で一番多いのは、このパターンです。メニュー表は、デザインと同じくらい紙・加工・印刷環境で差がつきます。

A4一枚・二つ折り・冊子…実店舗で使われる形と、それぞれの落とし穴

よく使われる形は3パターンだけです。この3つを押さえておくと、サイズ選択で迷わなくなります。

形態 よくある業態 強み 落とし穴
A4片面/両面1枚 カフェ、ネイルサロン テイクアウトメニューやドリンクに最適。印刷データも軽い メニュー数が多い飲食店だと、文字が詰まり読みにくくなる
A4二つ折り(A5×4ページ) 居酒屋、定食屋、喫茶 「定番」「おすすめ」を分けて配置しやすい 折り位置に文字やQRコードを置いてしまい、読みにくくなりがち
中綴じ冊子 コース中心のレストラン、料亭 世界観をつくりやすく高級感が出る 小規模店舗には印刷単価・更新手間が重く、改定しづらくなる

A4一枚で済ませたい場合でも、mm単位の余白をケチると一気にチラシ感が出ます。目安として、上下15mm・左右10mmは最低ライン。ここを削ると「白紙部分がない安フライヤー」の印象になります。

二つ折りは「どの面をお客が先に開くか」を決めてからレイアウトしてください。最初に目に入る表面に、ドリンクやスイーツだけが並び、肝心の料理が中面の下の方に押し込まれているケースがかなり多いです。

ラミネートをケチった結果、3ヶ月後に起きること

現場の話でよく出るのが、「ラミネート代を節約したら、3ヶ月後に印刷し直しになって結局高くついた」というパターンです。

  • 紙だけのメニュー

    • 手汗と油で表面が波打ち、茶色い指跡が残る
    • 水滴で角がめくれ、mm単位で反り返る
    • テーブル拭きの洗剤でインクが薄くなり、文字が読めなくなる
  • ラミネートありメニュー

    • 汚れはアルコールで拭き取りやすい
    • 混雑時にトレーと一緒に落としても破れにくい
    • 両面印刷なら1枚で完結し、テーブルがすっきりする

ドリンク中心のカフェや喫茶は、コップの結露でメニューが濡れやすい環境です。ここでラミネートを省くと、「メニューがふやけて反射し、写真がくすんで見える」という二重苦が起きます。

季節メニューは紙のまま、グランドメニューはラミネートという耐久性でのメリハリをつけると、印刷コストと見た目のバランスが取りやすくなります。

コンビニ印刷で「端が切れた」「色がくすんだ」よくある原因

コンビニ印刷は強力な味方ですが、条件を外すと一気にクオリティが落ちます。現場で頻発するのはこの3つです。

  1. 端が切れる

    • A4フルサイズでデザインした印刷データを、そのまま「フチなし」だと思い込んで印刷
    • コンビニの多くは実質3〜5mmの印刷余白があり、その分が欠ける
    • 解決策: 重要な文字やQRコードは外側から8mm以内に置かない
  2. 色がくすむ

    • 画面上は鮮やかなピンクや黄色を使い、RGBのままPDF保存
    • コンビニ機がCMYKに自動変換する際に彩度が落ち、「くすんだベージュ」に見える
    • 解決策: 写真や背景色は、極端な蛍光色を避け、少し落ち着いたトーンでデザインする
  3. 文字がにじむ

    • 8pt以下の細い手書き風フォントを多用
    • 300dpi未満の画像を拡大して使い、輪郭がぼやける
    • 解決策: 本文は最低9〜10ptのゴシック体、印刷データは300dpi以上で作成する

コンビニ印刷前には、テストで1枚だけ片面印刷し、店内の照明で視認性チェックをしてから両面印刷や複数枚の注文に進むと、ムダなコストをほぼゼロに抑えられます。

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カフェ・居酒屋・サロン別「おしゃれで売れる」無料メニュー表の組み立て方

同じ「メニュー表 おしゃれ 無料」でも、カフェと居酒屋と美容サロンでは“効くデザイン”がまるで違います。業態ごとの鉄板パターンを押さえておくと、テンプレート選択も編集も一気にラクになります。

業態 ねらう印象 写真の使い方 レイアウトの軸
カフェ・喫茶 世界観・雰囲気 1〜2枚を大きく ドリンクカテゴリー別
居酒屋・和食 回転率・粗利 必要最低限 定番とおすすめを分離
美容・ネイルサロン 高級感・安心感 ビフォーアフター少数 料金表の段組みと余白

カフェ:ドリンクメニューを“写真1〜2枚+ストーリー”で魅せる構成

カフェのメニューデザインで失敗しやすいのが、写真を並べすぎてフードコート風になることです。無料のメニューテンプレートを使うなら、まずこう決めてください。

  • 写真は「世界観を代表する1〜2枚」だけ

  • スイーツやケーキは“主役写真”の近くにまとめる

  • ドリンクは文字中心で、読みやすさ優先

構成のおすすめは、A4片面または両面で次のような配置です。

  • 上1/3:季節のドリンク+看板メニューの写真1〜2枚

  • 中1/3:コーヒー・ラテ・紅茶などカテゴリー別のリスト

  • 下1/3:テイクアウト・フード・スイーツの簡潔な一覧

ここで効いてくるのが「ストーリー」。単なる商品説明ではなく、30〜40文字で“その一杯を選ぶ理由”を書きます。


・深煎りブレンド:夜まで作業したい人向けのパワーコーヒー
・季節の自家製レモネード:甘さ控えめ、仕事前でも飲みやすい一杯

Canvaのカフェ向けデザインテンプレートは写真映えする反面、装飾が多くなりがちです。編集時はイラストや飾り枠を2〜3個削るだけで、解像度を落とさず「大人っぽい白紙感」を出せます。
読者の視線が写真→キャッチコピー→価格の順に自然移動するよう、文字サイズは「商品名>価格>説明」の順で段差をつけてください。

居酒屋:ザ・定番と本日のおすすめを同じページに置かない理由

居酒屋・和食・料亭のメニューでよく見る失敗が、「定番」と「本日のおすすめ」を1ページにギュッと詰めるパターンです。結果として、高粗利のおすすめ料理が“しな一覧”の中に埋もれてしまいます。

現場で売上が伸びたレイアウトは、ほぼ例外なくこのルールを守っています。

  • A4両面なら

    • 表面:本日のおすすめ・期間限定・飲み放題
    • 裏面:定番メニュー一覧
  • ザ・定番は価格順ではなく「カテゴリー+人気順」で並べる

  • “居酒屋の顔”となる料理は、写真か枠で囲って視線を止める

無料テンプレートを選ぶときは、DesignACの和風・居酒屋カテゴリのように、日本語前提で文字量が多くても崩れにくいデザインが扱いやすいです。
特に意識したいのが価格の配置。価格を右に一直線で並べると、テーブルの上でお客の目が「一番安い列」を上下に往復します。おすすめ料理の左側に「店長印」「人気No.1」などの小さなアイコンを置き、価格列より先に視線を止める工夫を入れてください。

「飲み放題」「テイクアウト弁当」など単価の高い商品だけは、別枠の“カード風パーツ”で囲うと、フライヤーのような訴求力が出て注文が伸びやすくなります。

美容サロン:料金表を高見えさせる「段組み」と「余白」の使い方

美容サロン・ネイルサロン・エステサロンの料金表は、写真よりも段組みと余白がすべてです。
同じ金額でも、レイアウト次第で「安売りチラシ」にも「本格サロンの料金カード」にも見えてしまいます。

ポイントは3つ。

  1. 段組みは「3列より2列」

    • 左列:メニュー名+時間
    • 右列:料金(税抜・税込はどちらかに統一)
  2. 余白は「1メニューあたり行間5mm前後」を目安に、スカスカに見えるくらい空ける

  3. 強調するのは「メニュー名」だけ

    • フォントサイズ:メニュー名>価格>説明文
    • 手書き風フォントは見出し1〜2カ所に抑える

無料テンプレートを使うなら、カフェ風よりもシンプル系・名刺やショップカード向けのデザインテンプレートが近道です。背景色はピンクや茶色をベタ塗りするより、「白地+1色(サロンカラー)」にした方が、印刷データの解像度が多少荒くても高級感が保てます。

メニュー構成のコツとして、同じ内容で時間だけ違うコースは、次のように“段で見せる”と選ばれやすくなります。

  • ベーシックネイル 60分 7,000円

  • ベーシックネイル 90分 9,500円

  • ベーシックネイル 120分 12,000円

このとき、あえて真ん中の90分の行だけ背景をうっすら黄色にしておくと、視線がそこに集まり客単価が自然に中価格帯へ寄る傾向があると現場でよく語られます。

電話番号やQRコード、地図などは下部にまとめ、「料金表の領域」としっかり区切ると、チラシではなく“サロンのメインメニューカード”として信頼感が上がります。

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「実は古い」メニュー表の常識を疑う:プロが現場で覆しているセオリー

写真を全面に敷けばおしゃれ…は一部チェーン店だけの話

メニューの背景一面に料理写真を敷くデザイン、フードコートや大型チェーンのチラシではよく見かけますが、小さなカフェや居酒屋で真似すると一気に「安売り感」が出ます。
理由はシンプルで、目線が商品名と価格に届く前に、情報量の多い写真で疲れてしまうからです。

写真を使うなら、飲食店の規模に合った「点で見せる」構成が効きます。

  • 背景は無地か薄いテクスチャ

  • 写真は1〜3点に絞り、推しメニューだけに使う

  • その写真の近くに商品名と価格をまとめる

小規模店舗で客単価を上げている店ほど、「写真を減らす勇気」を持っている印象があります。実際、業界の勉強会でも、背景写真をやめてメイン1〜2点のイメージカットに変えたことで、注文比率が上がったという報告が複数出ています。

黒板風・クラフト紙風デザインが似合わない業態の共通点

無料テンプレートを眺めていると、手書き風フォントの黒板メニューやクラフト紙風のデザインが目を引きます。ただ、これが致命的に合わない業態があります。

合わない店舗の共通点はこの3つです。

  • 美容サロンやエステサロンのように「清潔感」「非日常」が売り

  • ワインバーや料亭のように価格帯が高く、落ち着いた雰囲気を重視

  • ビジネス街のランチなど、回転率と情報の早さが優先

黒板風は「カジュアル」「手づくり感」を演出するデザインです。ネイルサロンで黒板メニューを使うと、施術料金がフライヤー価格のように見え、本来のブランド感と財布への印象がずれてしまうことがよくあります。

逆に、喫茶店やテイクアウト主体のカフェ、弁当・スイーツ販売には相性が良いケースが多いので、テンプレート選択時は業態と価格帯を一度テーブルに書き出してから決めた方が安全です。

業態 黒板風が「ズレやすい」理由
美容サロン 清潔感より“安っぽいポップ”に見えやすい
ワインバー 高級ワインが居酒屋メニューの雰囲気になる
エステ リラックス空間より学園祭感が出る

値上げ時こそメニューを作り直すべき、という逆説

値上げ=「価格だけを打ち替えて済ませたい」という相談は本当に多いです。しかし、値上げこそレイアウトを組み直す最高のタイミングです。

現場でよく見かける失敗は、白紙に近い古いメニューに、数字だけを上書きして印刷し直すパターン。お客さまからすると、見慣れたメニューの数字だけが太くなったり、1桁だけズレて見えたりして、割高感が強調されます。

値上げ時にやるべきは次の3ステップです。

  1. メニューの数を見直し、出ていない商品を削る
  2. 高粗利の商品を1ページの上半分に再配置する
  3. ラインや余白で「価格より内容が目に入る」構成に変える

このタイミングで、CanvaやDesignACの無料テンプレートに乗り換えてレイアウトごと刷新すると、お客さまの印象は「全部値上げされた店」ではなく「メニューが整理されて見やすくなった店」に変わります。

値上げはリスクではなく、メニュー表を一段階プロ寄りのデザインにアップデートするチャンスと捉えた方が、結果的に手残りも守りやすくなります。

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無料でも“プロの仕事に近づく”ためのチェックリストと、やらない方がいいこだわり

「お金はかけられない。でも“手作り感”では終わらせたくない」を叶える最後の仕上げパート。ここさえ押さえれば、CanvaでもWordでもDesignACでも、現場で通用するラインに到達できる。

印刷前に見るべきは「誤字」より先に「視線の流れ」

誤字チェックより先にやるべきは、「お客の目がどう動くか」チェック。飲食店の現場で見ていると、ここを外したメニューは売れ筋が埋もれやすい。

まずは次のチェックリストを印刷データに当てる。

  • 一番売りたい商品が、左上〜上部中央に入っているか

  • A4片面なら、視線が「上→中央→下」と素直に移動するか

  • ドリンクメニューやスイーツが、料理の途中に割り込んでいないか

  • 価格だけが目立つ“数字の固まり”になっていないか

  • QRコードや電話番号が、メインの商品写真の近くで邪魔をしていないか

ポイントは、「3秒見て“何の店で、何を推しているか”が分かるか」
自分で判断しづらければ、スタッフや家族にA4印刷を手渡して「最初に目に入ったものを1つだけ教えて」と聞くと、視線の流れがかなり正確に見える。

こだわればこだわるほど読みにくくなるパーツベスト5

デザイナーではないオーナーほどハマりがちな「悪いこだわり」を、現場で多い順にまとめる。

ランク パーツ ありがちなこだわり 現場で起きる問題
1 フォント 手書き風を全面に使う 高齢客が読めず、注文が減る
2 背景 写真敷き詰め+茶色や黄色の透過 文字が沈み、解像度も落ちて汚く見える
3 枠・飾り線 細い罫線やイラストを多用 印刷すると潰れて“黒いモヤ”に見える
4 写真枚数 ドリンクもフードも全品写真 フードコート風になり、単価が下がる
5 色数 ピンク・ワインレッド・金・黒を全部盛り 業態イメージがぼやける

無料テンプレートを使う場合も、装飾は「引く方向」で調整する方が安全。
特にカフェやネイルサロン、エステサロンは世界観を盛り込みたくなるが、「背景は白 or ごく薄い一色」「見出しは1色」「本文は黒 or 濃いグレー」まで削ると、一気に“本格感”が出る。

次回のメニュー改定がラクになる「保存・バックアップ」のおすすめ形

無料ツールで痛いのは、「値上げしたいのに元データがない」「デザイナーに渡せる印刷データが行方不明」というパターン。PDFだけ残っていて、白紙から作り直しになったケースは珍しくない。

次の3ステップをルールにしておくと、改定のたびに助かる。

  1. 編集データ+書き出しデータの2本立てで保存

    • CanvaやDesignACなら「編集可能データ」をクラウドに残しつつ、印刷用PDFをPCに保存
    • Wordなら「.docx」と「PDF」の両方をフォルダに入れる
  2. フォルダ名は“年月+業態+サイズ”で管理

    • 例: 2025-03_ランチメニュー_A4片面
    • これだけで、どの印刷データが最新か迷わなくなる
  3. バックアップは最低2カ所

    • PCローカルとクラウドストレージ(例: Googleドライブ)
    • USBメモリにだけ入れておくと、移動中の紛失で一発アウト

印刷データをネット印刷に再注文する場合も、「そのまま再入稿できる解像度(dpi)か」「余白は片面・両面とも安全か」をチェックできる。
メニュー表はフライヤーやチラシより更新頻度が高い販促物なので、保存の仕組みを整えておくほど、次の改定で“デザインにかけられる時間”が増える。結果的に、無料ツールでもクオリティを一段上げやすくなる。

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